オーストラリア海盆の狂気。

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暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?
こんばんは、ぷれたです。

先日、姉さんが工房に訪ねてきて、また遠方まで出向くと語っていきました。
なんでも、新しい服のレシピを聞きだせるかもしれないから期待して待っててくれとの事です。
しかし、この航海で姉さんたちの船は恐ろしい出来事に遭遇したそうです。

今回はその航海の事を、姉さんの手記を元にお伝えしたいと思います。

航海初日
波はやや高いけど、今回は航海術に長けたニーナさんが一緒だから安心。
ホバートの祈祷師が気になる事を言っていたけど、この船の練度ならなにも心配ないよ!
130日目
航海130日目
船員たちに疲れの色が見えてきた。
目標を発見できないまま、船だけが傷んでいく。
140日目
航海140日目
未だに目標は発見できない。
何名かの船員がブツブツなにか呟いているのが気になるけれど・・・。
熱病にでもかかったのかもしれない、任を解いて休ませてあげよう
150日目
航海150日目
「奴は、奴は何処だ!」と突然一人の船員が叫びだした。
他の船員もなにか様子がおかしい。
近頃、私も頭の中で声が聞こえるような気がする・・・。
でも、まだまだ大丈夫!
154日目
航海154日目
記述なし

この日、姉さんたちは目標の艦隊を見つけたそうなんですが・・・。
そのときの様子を船員さんの一人が語ってくれました。

あの時の船長の目は今でも忘れられねぇ
やっと目標の艦隊を発見し接舷したんだが・・・
真っ赤に充血した目の船長が「奴だ!」と叫んで一人飛び出しちまったんだ
その後を虚ろな目をした仲間たちがゾロゾロついていったよ
相手もさすがにおかしいと思ったんだろうな、逃げるのも忘れてどんどんやられていったよ
ラシードさんとニーナさんが正常な奴らをまとめて、船長や異常な奴らを船に引き戻した
そのままホバートまでなんとかたどり着いたんだが・・・

船員さんは手元のビールを一気に飲み干すと、話を続けました。

途中で狂ったやつらが次々海に飛び込んじまって、着いたころには船員が半分になっていた
俺は神さまなんざ信じてねぇが、あの土地に宿る精霊とかいう奴の存在は信じるぜ
もう、あんな土地はまっぴらだ・・・

そう語り終えると、船員さんは黙ってしまいました。
副官さんたちの機転で事なきを得たようですが、新しいレシピを聞き出すことはできなかったみたいです。
姉さんは艦隊を見つけた瞬間から、ホバートで祈祷師に見てもらうまでの出来事を覚えていなかったそうです。

でも、私は見てしまったんです。
姉さんの手記の最後、破られたページの後ろのページに残った跡を・・・

航海2xx日目
ワタシ ハ マダ アキラメナイ

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